EMSで筋肉が付く(太くなる)理由とメカニズム

EMSマシン筋肉が付く理由

EMSマシンで筋肉が付く(太くなる)理由とメカニズム

 

腹筋運動や腕立て伏せを毎日我慢強くずっと継続させると、腹筋がはっきり浮き出てきたり、腕回りの筋肉が大きく盛り上がってきたりします。このように筋肉は運動によって太くなります。

 

運動によって筋肉が太くなるメカニズムには2つの要因があります。

 

筋原線維を太くする

 

第一に、筋原線維の1本1本が太くなります。筋原線維の集まりである筋線維が太くなります。筋原線維にはアクチンとミオシンというたくぱく質が分解と合成を繰り返し、ほぼ一定数を維持しています。ところが年齢が高くなるに従って、老化現象により合成能力より分解のスピードが早くなり、筋原線維はだんだん細くなってしまいます。

 

この関係は、骨を構成する骨芽細胞と破骨細胞の関係に酷似しています。骨も年とともに破骨細胞が優勢になり骨がだんだん脆弱になります。そして骨粗鬆症が起こります。筋肉も同じで、歳を積み重ねるにつれてともに合成能力が鈍化して、筋肉線維が細く弱くなっていきます。

 

このたんぱく質の分解と合成の比率をひっくり返し、合成能力を高めるのが運動です。運動により、たんぱく質の合成能力を強めることが可能です。

 

たんぱく質の合成を促進するものとして成長ホルモンや男性ホルモンなどの成長因子も要求されます。しかし、それらの成長因子は絶対要求されるものではありません。無ければたんぱく合成がされないというものではありません。

 

たんぱく合成の必須条件は運動です。他の要因が全て揃ったとしても運動が無ければ、たんぱく合成による筋肉増強は生まれません。運動しなければ、たんぱく合成能力の低下は避けられず、年齢を経るにつれて筋肉が細く少なくなってしまいます。運動こそがたんぱく合成を促進する唯一の手段です。

 

ともあれ、しかるべきルールに沿った正しい運動を規則正しく継続することが必要条件です。このしかるべきルールに沿った運動を手間を掛けることなくどんな時もどこでもすることが可能なのがEMSマシンです。

 

筋線維を増加させる

 

第2に、筋線維が増加します。以前の科学では「筋線維の数は先天的にに決まっていて、人の発育に応じて筋線維の太さは変わるが、数量は変わらない。」と言われていましたが、今では運動で筋線維の増殖機構が働くことが分かりました。

 

この増殖のメカニズムは体の他の細胞の増殖のように筋線維そのものが細胞分裂をおこすという結果にはなりません。人が先天的に持っている筋細胞のうち、予備的な役目を持つために残っている細胞が運動によって目を覚まし、1本の筋線維として成長していくという形をとります。

 

この予備的筋線維も運動しなければ成長しませんから、筋線維の増加はトレーニングによってのみ発生します。

 

筋肉は、骨格筋、平滑筋(内臓の筋肉)、心筋(心臓の筋肉)の3つがあります。このうち骨格筋というのは、骨を動かしたり守ったりしている筋肉で、運動神経によって動かされます。あとの2つの筋肉を動かしているのは運動神経ではなく自律神経です。

 

自律神経は意志に関わりなく、体の作用により自動的に動かされる神経ですから、人間の意志で活動を操作することは出来ません。コントロールが可能であるのは運動神経です。

 

運動神経は脳の命令以外に神経の途中に電気を流してやっても動きます。本来、運動神経は脳の命令が無ければ動かないものですが、体の他からの電気などの刺激によっても動きます。つまり、脳の命令が無くても、筋肉を動かす手段があるということです。

 

このように脳から出て筋肉に走っている運動神経の途中に決められた法則に適した電気を流すと運動神経は働きます。つまり、電気の力で運動神経を動かし、筋肉を動かすことが可能になります。

 

この運動神経の性質を応用したものがEMSマシンです。

 

EMSで筋肉をつけるには

 

EMSマシンでは脳卒中などで運動神経を動かす脳が機能しなくなって脳からの司令が出せなくなっても途中で電気を流して、動かなくなった骨格筋を動かすことが出来ます。これによって、筋肉の衰えにブレーキをかけるためのリハビリをすることが可能でしょう。

 

EMSマシンの利点は、運動神経の途中で電気を流すため、脳の意志と関係ないので、脳が他のことをやっている時、例えば、テレビを見ている時とか食事をしている時、または、電車の中で読書をしている時でも、電気信号を外から運動神経に流して、自分自身の意志に関わりなく筋肉を運動させることが可能だという事です。

 

EMSマシンのパットの貼り方は、筋肉の流れに沿って貼ることが大切です。運動神経が筋肉の表面に近いところほど効果的です。運動神経に電気を流して筋肉を運動させるためには、運動神経に電気が流れやすいところにパットを貼ることが重要ということです。

 

自分が強化したい、細く引き締めたい筋肉はどこかを特定して、その筋肉の流れに沿って、始めの部分と終わりの部分に導子を貼り付けましょう。

 

EMSの仕組み

 

EMSマシンは、筋肉を電気刺激し、レジスタンストレーニングさせる能力が特徴です。レジスタンストレーニングで筋肉を鍛えるには、重さに逆らい収縮と弛緩を繰り返します。この時、骨格筋(筋肉)が、大脳から発せられる電気信号によって収縮することになります。自分で運動する場合、疲れてくると、いやになってきて、大脳からの電気信号が止まるから、トレーニングは続かなくなります。

 

腹筋を何百回もするなどというのは、これと同じことです。

 

ところが、大脳から出る電気信号と同じ信号を、体の外から電気刺激(EMS)で伝え続けると、意志には関係なく、運動は続けられるのです。

 

それがEMSマシンというわけで、辛い腹筋を何百回、何千回という運動と同じ効果を楽に行うことが可能となるのです。

 

しかも、EMSでは、普通の運動で出す以上の筋力を出すことができます。

 

例えば、誰でも30分程度やれば、寝ながら腹筋運動500回以上の運動が現実のものとなります。さらに電流の力が入っていかない他の筋肉は収縮しません。筋肉の収縮は糖や脂肪を消費させるので、腹筋運動と同じ電流刺激でお腹の脂肪は集中的に燃焼されます。それがEMSが部分やせを可能とする理由なのです。

 

筋線維も太くなることで、基礎代謝も上がるので、自分で運動せずに肥満を解消させ、筋肉質の身体をつくることが可能になります。二の腕や、太ももなどの部分的な脂肪を落とすことも、お尻の筋肉を鍛えてヒップアップすることもできます。

 

強制的に筋肉を動かすというと、少し怖いと思う人も見られますが、皮膚が痺れるみたいな感じで、お腹がリズミカルに動き、腹筋運動しているような印象を受けるだけです。

 

使用後は、普通の腹筋や筋トレと同じように、筋肉痛も起こります。効果があることがそこで実感できると思います。

 

はじめの変な感覚をちょっと乗り切れば、運動の強度を段階的に上げて、スピーディーにダイエット効果を出すことも可能になります。

 

このEMSマシンは、減量やダイエット、筋トレだけでなく、生活習慣病の予防、改善や、自分で運動できないリハビリ中の方々の運動療法としても可能性を持ちます。

 

 

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